アマゾン、クラウドゲームサービス「Luna」を発表--グーグルの「Stadia」に対抗

Eli Blumenthal (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年09月25日 07時56分

 Amazonがゲーム業界に参入する。同社は米国時間9月24日に開催した大規模な発表イベントで、クラウドベースのゲーム配信サービス「Luna」を発表した。「Fire TV」、スマートフォン、タブレット、PCを対象としたこのサービスは、Microsoftの「xCloud」やGoogleの「Stadia」と競合するものだ。

Luna
提供:Amazon

 招待制のアーリーアクセスプログラムの一環として、ゲームチャンネル「Luna+」が月額5.99ドル(約630円)で提供される。同サービス向けのコントローラーも販売され、アーリーアクセス期間は49.99ドル(約5300円)となる。「Xbox One」のコントローラーや「PlayStation」の「DUALSHOCK 4」のほか、マウスとキーボードでもプレイできる。

コントローラー
コントローラー
提供:Amazon

 このサービスは「Amazon Web Services(AWS)」のサーバー上で運営され、ゲームは提供開始当初は、最大1080pの解像度と60fpsのフレームレートで配信される(4Kサポートは「近日提供予定」)。アーリーアクセス期間に提供されるゲームには、「CONTROL」「バイオハザード7 レジデント イービル」「GRID」「Yooka-Laylee and the Impossible Lair」「ブラザーズ 2人の息子の物語」などが含まれる。

 Lunaに最初にゲームを提供する企業の1つがUbisoftで、「アサシン クリード ヴァルハラ」などを配信する。こちらも「近日提供予定」となっている。

 人気のゲーム動画配信プラットフォーム「Twitch」と連携しており、Lunaから直接Twitchの動画を視聴したり、TwitchからすぐにLunaのゲームを始めたりできるようになるという。AmazonはTwitchを2014年に買収している。

 Amazonは、Lunaのゲームストリーミングのための最小インターネット接続速度として10Mbps、4Kでプレイするための最小要件としては35Mbpsを推奨している。

 LunaはFire TV、「Mac」、PCで利用できるほか、「iOS 14」を搭載する「iPhone」と「iPad」を対象に「ウェブアプリ」を通じて提供される。「Android」にも近く提供予定だ。

 Lunaの正式リリース日は明らかにされていないが、米国ではAmazonのウェブサイトでアーリーアクセスの申し込みを受け付けている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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