世界最大のモバイル関連見本市であるMobile World Congress(MWC)は、毎年2月下旬にスペインのバルセロナで開催されているが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。2021年には、例年より遅い6月後半に開催されることがこのほど明らかになった。
世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、MWCを主催するGSMAは現地時間9月22日、2021年のイベントを6月28日~7月1日に開催すると発表した。また、MWCバルセロナよりも小規模なMWC上海を2月に開催することも明らかにした。
「世界情勢が絶えず変化する中、幹事会、会員、主要出展企業の助言に従い、2021年のMWC上海を2月、MWCバルセロナを6月に延期するという慎重な決断を下すことにした」と、GSMA事務局長のMats Granryd氏は声明で述、「出展者、参加者、スタッフ、そしてバルセロナの人々の健康と安全が最も重要だ」とした。
MWCはこれまで、LG、サムスン、華為技術(ファーウェイ)など多くの大手ハイテク企業が最新の主力製品を披露する場であり、Qualcomm、Ericsson、大手モバイル通信事業者といった業界を主導する企業が、5Gの最新状況を発表する場にもなってきている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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