スマートフォンやスマートスピーカーでおうちにあるさまざまな家電、エアコンやテレビなどを効率的に操作できるようになるのがスマートリモコンだ。スマホ画面にリモコンを表示したり、音声で操作ができる。さらに、センサー内蔵タイプなら一定の温度以上になったらエアコンをつける、という自動運転も可能だ。そんなスマートリモコンの最新モデル2製品を実際に試してみた。
そもそもスマートリモコンは、赤外線リモコンで動作する家電をスマートフォンのアプリ上から操作できるようにしたデバイスのこと。画面上にリモコンの映像を表示することができ、ボタンをタップすることで登録した操作ができる。スマートリモコンがあれば、Wi-Fi機能を搭載していなかったりIoTに対応しない古い家電でも スマートフォンからの操作が可能となるというわけだ。
スマートスピーカーは音声でIoT機器の操作ができるようになるデバイスのこと。スマートリモコンをスマートスピーカーに登録することで、既存の家電でも音声操作ができるようになる。
1つは6月に発売された「Nature Remo 3」だ。温度、湿度、照度、人感センサーを搭載しており、それらをトリガーにした自動操作が可能。現段階では対応する家電はカーテンの開閉ができる「mornin’plus」のみだが、BluetoothLE(BLE)による連携機能も搭載。赤外線操作だけでなくBLEでも家電が操作できるようになった。
スマートリモコンでは世界をリードするブランドであるNature Remo 3がBLEに対応したことにより、今後、BLE対応はスマートリモコンのトレンドになっていく可能性が高そうだ。
まずは本体を見てみよう。両モデルともにホワイトカラーの薄型ボディを採用。背面には壁掛けフック用の穴もついており、テレビやエアコンなど多くの家電を操作できるよう、室内を見渡せる位置に取り付けやすい。本体のコネクタはどちらもmicroUSB端子を採用。Nature Remo 3はコンセントに直結できる専用の電源ケーブルが付属。LS Mini NextはUSBケーブルと、USB電源コネクタが付属していた。本体はわずかにLS Mini Nextのほうが小さいが決定的な差にはならないレベルだ。
02-01 本体サイズは「LS Mini Next」のほうがひと回り小さい。ただし、「Nature Remo 3」のほうが内蔵するセンサーは多い。セットアップはどちらも非常に簡単だった。スマートフォンに専用アプリをインストールしてセットアップを行うのだが、BLE経由でWi-Fi設定ができるため、画面の指示に従って操作していくだけでスムーズに設定できた。これなら初心者や詳しくない人でも安心だ。
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