IntelのノートPC向けCPU「Tiger Lake」が、2019年の「Ice Lake」モデルより優れたものになることは分かっていた。そして今、どれほど改善されたかが明らかになった。Intelは米国時間9月2日、第11世代「Core」プロセッサーTiger Lake発表イベントで、複数の分野での高速化を実現したことを明らかにした。数年間の停滞を経て、同社がようやくある程度の活力を取り戻したことを示しているようだ。
Intelのクライアントコンピューティンググループでゼネラルマネージャーを務めるGregory Bryant氏は、「これはノートPC向けプロセッサーにおける、過去10年を超える期間の中でも最も大きな飛躍だ」と述べた。Intelによれば、150モデルのTiger Lakeを搭載したノートPCが予定されている。
さらにハイエンドのTiger Lakeチップでは、Intelの新しい「Xe」テクノロジーにより、Ice Lakeと比べてグラフィックス性能が大幅に向上する。Xeテクノロジーは、軽量級のノートPCからスーパーコンピューターまで、あらゆる製品向けに設計されている。Tiger Lakeでは、高速ストレージデバイスや高解像度モニター用に「Thunderbolt 4」が統合されている。また、Tiger Lakeを搭載したPCは最新の「Wi-Fi 6」標準をサポートし、高速で信頼性の高いネットワーク接続が可能になる。
またIntelは、第11世代Coreプロセッサーをベースとした設計「Intel Evo」プラットフォームを発表している。先進的なノートPCの設計を実現する「Project Athena」を進化させたものだ。
さらにIntelは、新しいロゴを披露した。シニアバイスプレジデントで最高マーケティング責任者のKaren Walker氏は2日、オンラインイベントで、プロセッサー業界で競争が激化する中、「当社の象徴的なブランドの未来を受け入れるときだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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