ノートPCの購入を検討する際、大きな画面を搭載する大型のモデルと画面の小さい小型モデルのいずれかで決めかねる人もいるだろう。Intelは、ディスプレイを折りたたむ新技術により、両者の利点を兼ね備え、大きな画面の小型ノートPCを実現するプロトタイプPC「Horseshoe Bend」を開発した。
Horseshoe Bendの画面は17.3インチと非常に大きく、Appleの最新ハイエンドモデル「MacBook Pro」が搭載する16インチ画面にも大差をつける。この大きなサイズのメリットを最大限に生かすには、折りたたみ式画面を完全に開いて、内蔵のキックスタンドを出し、テーブルに置いて無線キーボードを利用する。
使い方はこれだけではない。折りたたみ式画面を途中まで開いて、普通のクラムシェルのノートPCのような形状にもできる。通常キーボードがある位置に画面の半分が来る。タイピング時は、タッチスクリーンに表示される仮想キーボードを使うか、下半分の画面を覆うマグネット脱着式の物理キーボードを使うこともできる。物理キーボードを装着すると、画面サイズが12.5インチの一般的なノートPCのようになる。
このシステムは、Intelの次世代モバイルチップ「Tiger Lake」を搭載する。Tiger Lakeは、グラフィックスと人工知能(AI)を高速化させると期待されており、2020年中に出荷が予定されている。4対3のアスペクト比で有機EL(OLED)のタッチ画面は、完全に開いたランドスケープモードや途中まで折りまげたポートレートモードで便利に使える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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