Appleのホリデーシーズンは忙しくなるにちがいない。複数の新しい5G対応「iPhone」、複数の「Apple Watch」、そして新型「iPad Air」の発売を控えているためだ。
同社の2020年秋の計画を詳しく伝えたBloombergの新たな報道によると、Appleはサプライヤーに対し、前機種の発売時とほぼ同様の少なくとも7500万台の5G対応iPhoneを生産するよう求めたという。また、iPhoneの新型モデル4機種が10月に発売され、そのすべてが5Gに対応する見込みだしている。新型iPhoneは、現行モデルと比べて「デザインが異なり、画面サイズの選択肢が増える」見込みだが、「『iPad Pro』のように四隅が角ばっている」ということ以外に、その変更点の具体的な内容は明かされていない。
これまでのうわさによると、次期iPhoneの画面サイズは、「iPhone 12」が5.4インチ、「iPhone 12 Max」が6.1インチ、一方「Pro」モデル2機種については、「iPhone 12 Pro」が6.1インチ、「iPhone 12 Pro Max」が6.7インチになるという。またProモデル2機種は、新しいLiDAR深度センサーが搭載され、拡張現実(AR)のサポートが強化されるともいわれている。
今回のBloombergの報道によると、新型iPhoneの4機種すべてに有機ELディスプレイ(OLED)が搭載されるという。これまでの通常モデル、「iPhone XR」と「iPhone 11」は液晶ディスプレイが搭載されていたので、OLED搭載はアップグレードということになる。カラーバリエーションについては、「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」で提供されていたミッドナイトグリーンに代わって、新たにダークブルーが用意されるという。
そのほか、Appleは、現行のiPad Proと同様のベゼルレスディスプレイを搭載する新型iPad Air、2種類の新型Apple Watch、より小型で安価になった「HomePod」、「Beats」ブランドではない新しいオーバーイヤーヘッドホンのリリースも予定しているという。
一方、かなり以前からうわさされている紛失防止タグ「AirTags」についても、「開発中」として記事の中で触れられているが、2020年に発売されるかどうかは不明。
新型Apple Watchについてはあまり詳しい情報は得られていないが、Bloombergによると、2機種のうち、1つは2019年の「Series 5」の後継機種で、もう1つは低価格のウェアラブル製品との競争力を強化するための廉価版として現時点で販売されている「Series 3」の代替として設計されているという。
同記事によると、ゲーム機能が強化され、リモコンがアップグレードされた新型「Apple TV」も開発されているが、発表は2021年になる見通し。なお、この新型では付属するリモコンが、紛失したiPhoneを探すのと同じようにして探すことができるようになる予定で、リモコンをどこに置いたかわからなくなるという問題の解決につながる、便利なアップグレードになりそうだと、Bloombergは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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