ライフイズテックのサマーキャンプをオンラインで見学--非対面での楽しい雰囲気作りに工夫

 中高生向けのIT・プログラミング教育サービス「Life is Tech ! (ライフイズテック)」を運営するライフイズテックは、毎年開催しているサマーキャンプをこの夏も開催した。ただし、コロナ禍の2020年は、大学やオフィスなどで開催する「対面式キャンプ」と、自宅で学べる「オンラインキャンプ」の2種類を用意する形での開催となった。

Life is Tech !のサマーキャンプ
Life is Tech ! のサマーキャンプ

 Life is Tech ! では、初心者でもアプリやゲームをリリースできるようにすることを目標とした1年間のコースを提供しており、2010年から延べ4万6000人以上の中高生が参加している。生徒たちに指導をする「メンター」は現役の大学生・大学院生で、生徒たちとフレンドリーに接することで、楽しくプログラミングを学べるという特徴がある。

 学べる科目は、iPhoneアプリプログラミング、Androidアプリプログラミング、Unityゲームプログラミング、Webデザイン、Webサービスプログラミングの5つのコース。1グループ5〜6人の少人数制だ。白金高輪にある本校以外に、秋葉原や名古屋など全国に6つのスクールがあり、5月にはオンライン校を開校した。

 オンライン校ではウェブサービスプログラミングコース以外の4つのコースを受講できる。さらに、スクール生以外も参加できるITキャンプを年に3回実施しており、今夏からは対面式とオンライン式を用意した。

コロナ禍でスクールとキャンプを「オンライン」にシフト

 オンライン校開校のきっかけは、新型コロナウイルス感染症対策だ。世間に不安が広がり始めた2月、ライフイズテックは急遽オンライン講義へシフトした。当時、ライフイズテックはソニーとのコラボイベント「ENTERTAINMENT CAMP 2020」を開催中。生徒全員にPCは貸与済みだったこと、各家庭のネットワーク環境も整っていたことから、移行が可能と判断した。

 しかし、グループでの共同制作を前提としたイベントだったため、対面式のような楽しい雰囲気作りに苦労したという。そこで、配信側であるメンターを複数人にして会話で盛り上がりを演出、配信ツールZoomの機能をうまく活用してグループ活動がスムーズに進むように改良を重ねた。その結果、対面式のキャンプと同等以上の満足度を得られたという。

 3月になると臨時休校要請が出たため、スクールもオンラインへと切り替え、5月から正式にオンライン校を開設した。延期していた「春キャンプ」も、初めてのオンラインキャンプとして5月の連休に実施した。

 キャンプはオリジナル作品を作成するコース(対面式またはオンライン)と、すでにあるプログラムに変更を加えることでクリエイターの視点を学ぶライトコース(オンライン)が用意されている。今回はゲームプログラミングコース(オンラインキャンプライト版)の最終日を取材した。

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