THIRDは8月27日、双日商業開発を筆頭とし、東急不動産ホールディングス、森トラスト、東京建物、阪急阪神不動産のCVCファンド「HHP共創ファンド1号投資事業有限責任組合」を引受先とする、総額2.4億円の新株予約権付社債を発行した。
THIRDは2015年に創業し、建築技術コンサルティングを行うコンストラクションマネジメントを中心に、建築、機械、電気工事のコスト削減コンサルタントを展開。2019年に、AI不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」を開発した。
管理ロイドは、AIを活用した不動産管理業務の業務効率化を促進するSaaS型のソフトウェア。点検報告書作成、清掃や作業の際の写真台帳作成、検針結果表の作成など、業務の約50%を占める単純作業・重複作業を自動化する。
コロナ禍による管理業務効率化や、現場情報の遠隔確認ニーズなどの高まりを受け、2019年11月の製品版リリースから10カ月で、大手不動産管理会社30社を中心に、全国で2800棟以上に導入された。
THIRDは今回の調達資金を、引受先各社の管理ロイドの導入拡大に資する人材採用に加え、管理ロイドに蓄積されたデータを活用した、新たなAIサービスの開発にあて、不動産管理業務の効率化を加速するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」