Googleは、ホテルへの宿泊をこれまでより居心地の良いものにしようとしている。同社は米国時間8月26日、複数のホテルと提携してスマートディスプレイの主力モデル「Nest Hub」を客室に置き、宿泊に主軸を置いた体験を提供すると発表した。
滞在中、宿泊客は通常のボイスコマンドを利用でき、音楽の再生や天気予報のチェック、地元のレストラン情報の閲覧などができる。さらに、各ホテルに合わせたサービスも受けられる。例えば、モーニングコールの設定、タオルの追加、プールの営業時間のチェックなどだ。
さらにホテル側は、Nest Hub経由でアンケートを実施したり、チェックアウトサービスを提供したりすることもできる。デバイスの設定はホテル側が行うため、宿泊客がログインをする必要はない。宿泊客がチェックアウトして次の宿泊客が部屋に入るまでに、Googleではすべてのアクティビティの履歴を削除する。また、音声は保存されない。
この体験は26日から一部のホテルで提供される。対象となるホテルには、マイアミのShelborne South Beach、ニューヨークのSynergy Chelsea、ワシントンDCのHotel Zena、そして英国のVillage Hotelsなどがある。Googleは今後、さらに多くのホテルと提携していくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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