ある日突然、在宅勤務をせざるを得なくなった場合、椅子や机が仕事をするのには向いていなかったり、そもそも仕事ができるような状態の部屋ではなかったりすることがほとんどだろう。そのような状態で仕事をしてみると、会社がいかに仕事に集中できる場所だったかを実感する。しかし、それを嘆いてばかりいても仕方がない。まだ当分の間はCOVID-19の感染防止対策の一環としての在宅勤務は続くであろうし、働き方そのものを今後は在宅にしていこうという会社も出てきている。
ならば、いかに快適に仕事ができるかを考えて、環境を少しずつでも整えていかなければならない。また、働き方そのものも変えていかなくてはならない。本書は、そのような状況にある人に役立つヒントを次々に提供してくれる。とくに、家で働く上で必要なこと、気づかなかったことなどに目を向ける良い機会になる。
在宅ワークで、何が最も重要なことなのかは、人それぞれだ。家の作りも職種もさまざまで、万人に当てはまることなどないが、だからこそ、徹底的に家での仕事のやり方を追求している著者のやり方を知ることで、自分に必要なことや、不要なことが見極めやすくなるというものだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?