新型コロナウイルスの感染者数は全米で増え続けており、多くの人が現在も自宅から仕事をしたり、社会的に交流したりしている。そうした中、Zoomがビデオチャットの分野における圧倒的なプレゼンスを、スマートディスプレイのデバイスにも拡大させようとしている。
Zoomは米国時間8月19日、「Zoom for Home」を拡大し、今後数カ月以内に、Amazonの「Echo Show」、「Google Nest Hub Max」、Facebookの「Portal」などのスマートディスプレイで、Zoomのビデオチャットができるようにすると発表した。
ビデオ会議サービスのZoomは、新型コロナウイルスの影響で人々が外出を自粛している間に急成長し、4月には1日あたりの会議参加者数が3億人に達するなど、「Google Meet」や「Microsoft Teams」といった大手企業の製品を上回る勢いを見せている。Zoomはもともと、主にプロフェッショナル向けのビデオ会議システムとして使われていたが、家族や友人とチャットするためのツールとしても急速に人気が高まった。
今回のようにさまざまなスマートディスプレイへの対応を拡大することで、Zoomのアプリは職場で利用するツールというだけでなく、離れて暮らす人々を結ぶ自宅向けのサービスとしても位置づけられるようになりそうだ。多くの人々は現在在宅勤務を続けており、今後も変わらない可能性がある。ノートパソコンに限らず、スマートディスプレイからZoomのビデオ会議に参加する選択肢が増えたことで、一層便利になるだろう。
Zoomは9月より、FacebookのPortalで使用可能になる。AmazonのEcho Showと「Googleアシスタント」対応スマートディスプレイでは2020年末までに利用できるようになる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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