NTTe-Sportsは8月7日、秋葉原UDX内に開設するeスポーツ施設「eXeField Akiba」(エグゼフィールド アキバ)について、オープンに先駆けメディア向けに公開した。
NTTe-Sportsは、NTT東日本、NTTアド、NTT西日本、NTTアーバンソリューションズ、スカパーJSAT、タイトーの共同出資により1月に設立。「ICT×eスポーツ」を通じて、新たな体験やつながりの創出、新しい文化や社会の創造、地域社会と経済への貢献を目指すことをミッションに掲げている。
このeXeField Akibaといった施設のほか、eスポーツ総合プラットフォーム「eXeLAB」(エグゼラボ)(8月下旬サービス開始予定)、オンライン学習・交流サービス「ユニキャン」(8月11日提供開始予定)、さらにイベントソリューション事業や地域活性化を目的としたコンサル事業などを展開するという
eXeField Akibaは、最先端のICTと最新の機材を備え、人と人、地域と地域をつなげる場を提供することを目的とした施設で、8月11日から運営を開始する。
プレイエリアでは、ゲーミングPCやヘッドセット、最新ゲーミングチェアなどを完備。またイベントやセミナーなどで利用可能なスペースがあり、観戦用にもなる大型の高精細の液晶ビジョンも設置している。また高性能の配信機材で全国でのオンラインの対戦イベントの拠点にもなる。また配信エリアでは高性能の配信機材やIPプロダクションを完備し、全国各地を繋ぐオンラインイベントを開催することも可能となっている。ほかにもフードやドリンクを販売するカフェや、最先端のITC機材を展示するコーナーも設けられている。
ちなみに、配信機材が並ぶエリアやサーバーラックなど、eスポーツの配信やイベント開催などにあたって必要な機材はバックヤードではなく、表に見える形で設置している。この狙いについて、施設内部を説明したNTTe-Sports副社長の影澤潤一氏は、「同じようなことをやりたいと考えている人たちの役に立てれば」と、参考となるようにしたという。
なお今後のNTTe-Sportsにおける展開についても発表。AmazonにおいてNTTe-Sportsの特設サイトをオープンしたほか、プロサッカーチームとして知られ、プロeスポーツチームも運営している横浜F・マリノスと、eスポーツの教育コンテンツの共同開発等を目的とした連携協定を締結した。
さらに藤田観光が運営する秋葉原ワシントンホテル、NTT東日本と連携し、秋葉原ワシントンホテルにて「eスポーツコンセプトルーム」の運用における実証実験も行う。GamingDが運営するプロゲーミングチーム「DeToNator」の協力により、ゲーミングPCや最新のゲーミングチェアなど、宿泊者がeスポーツを好きなだけ快適に楽しめる環境を用意した、eスポーツコンセプトルームを8月11日から期間限定で提供。ビジネスの有効性を検証するとともに、宿泊先でもeスポーツを満喫するという新たな文化の定着を目的としている。
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