Googleで「Pixel」シリーズのカメラの開発を率いていたMarc Levoy氏が、ソフトウェア大手のAdobeに移籍し、「ユニバーサルカメラアプリ」の開発に取り組んでいるようだ。
Levoy氏は、Googleのスマートフォン用ソフトウェアをモバイルカメラアプリの最先端へと育て上げ、Pixel向けに複数のカメラ機能を開発した。スマートフォンの写真をまるでプロが撮影した写真のように見せるポートレートモードや、光の少ない場所でも明るい写真を撮影できる夜景モード(Night Sight)は、同氏が率いたGoogleの研究チームが開発した。
Levoy氏は3月にGoogleを退職した。「コンピュテーショナルフォトグラフィー」の先駆者として知られる。
GoogleのPixelチームにはこのところ動きがみられる。Pixel部門を率いていたMario Queiroz氏は、2019年夏にスマートフォンのチームを退き、2020年に入ってGoogleを退社している。Googleのフラッグシップスマートフォンは販売が低迷している。プレミアムスマートフォン市場は、Appleとサムスンが支配している。
Googleの最新のスマートフォンで、ミッドレンジのデバイス「Pixel 4A」は、遅れているものの発表が近いと予想されている。
米CNETは、Googleにコメントを求めたが回答は得られていない。
Levoy氏はAdobeで、「Adobe Photoshop Camera」やAdobe Researchなど、同社のフォトグラフィー関連の取り組みに力を注ぐとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス