欧州連合(EU)加盟国が5Gネットワークから華為技術(ファーウェイ)を排除した場合、中国が欧州の通信機器メーカーであるNokiaとEricssonに報復する可能性があると、The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間7月20日に報じた。米国に続いて英国が、四面楚歌の状態にあるファーウェイの製品を自国の次世代ワイヤレスネットワークから排除すると決定したことを受けた動きだ。
WSJは事情をよく知る人物らの話として、中国商務部がフィンランドのNokiaとスウェーデンのEricssonに対し、両社が中国で製造する製品を輸出できないようにする規制を課すことを検討していると報じている。
EUは1月、加盟国の5G展開にリスクの高いベンダーの製品を使用することを制限付きで許可する「ツールボックス」を発表した。これにより、ファーウェイを名指しはしなかったものの、自国のネットワークにおけるファーウェイ製品の使用を自主的に制限する手段を加盟国に提供した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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