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アップル、身の回りの物から色データを取得するスタイラス--特許を出願

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 興味深いデバイスとして、身の回りにある物の色を再現できるペン「Scriblle」を以前紹介した。搭載されているセンサーで色データを取得し、内蔵しているインクカートリッジを使ってその色のインクを配合できるものだそうだ。姉妹デバイスとしてスタイラス版の「Scribble Smart Stylus」も提案されていた。

 これに対しAppleは、Scribble Smart Stylusと同様の機能を備えるスタイラスの実現に必要な技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間7月16日に「COMPUTER SYSTEM WITH COLOR SAMPLING STYLUS」(公開特許番号「US 2020/0225778 A1」)として公開された。出願日は2019年11月13日。

公開されたAppleの特許(出典:USPTO)
公開されたAppleの特許(出典:USPTO)

 この特許は、現実世界にある物体の色データを読み込み、そのデータを何らかの目的で利用するスタイラスに関するもの。細長いペン型のデバイスであり、タブレットやPCの画面に先を押し当て、文字を書いたり、絵を描いたり、さまざまなコマンドを実行させたりできる。

現実世界にある物体の色データを読み込む(出典:USPTO)
現実世界にある物体の色データを読み込む(出典:USPTO)

 ペン先またはペン先の反対側に、センサーモジュールを組み込んでいて、物体に押しつけたり近づけたりするとその物体の色を読み取る。読み取る際に光を照射するため、LEDも搭載している。読み取った色データを具体的にどう活用するかについては、クレーム(請求項)で言及されていない。

 機能や目的は、Scribble Smart Stylusと変わりないとみられる。センサーやLEDの配置、内部構造、色データを読み取るタイミングなどで新規性を主張するつもりだろうか。

ペン先で色データを読む場合の内部構造(出典:USPTO)
ペン先で色データを読む場合の内部構造(出典:USPTO)

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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