Netflixは米国時間7月16日、Ted Sarandos氏を共同の最高経営責任者(CEO)に任命するという、驚きの人事を発表した。同氏は、Netflixが巨大なオンラインテレビ企業へと成長する中、最高コンテンツ責任者としてNetflixの番組を統括してきた人物だ。共同創設者で長年にわたってCEOを務めてきたReed Hastings氏とともに、共同CEOの役割を担う。
この発表とともに、Netflixは第2四半期にまた予測を上回る力強い成長を遂げたことを報告した。第1四半期に新規加入者数の記録を更新したのに続き、第2四半期には1009万人の新規加入者を獲得した。世界を主導する動画配信サブスクリプションサービスを提供するNetflixが16日に公表した第2四半期決算報告書によると、加入者数は4~6月の間に1億9295万人に達したという。Netflixは4月に新規加入者数を750万人と予測し、Thomson Reuters集計のアナリスト平均予測は約810万人だったが、それを上回る実績を達成した。
アリゾナ州のビデオ店店長だったこともあるSarandos氏は、2000年にNetflixに入社。同社がDVD郵便レンタルサービス事業でBlockbusterに積極的に攻勢を仕掛けていた頃であり、動画配信を始める何年も前だ。しかし、Netflixが番組や映画のライセンスを取得してオンラインで配信する形式に移行し、特に独自の番組を制作するようになると、同氏は番組制作の新たな世界的大手企業のリーダーとして頭角を現し始めた。
同氏は今後も最高コンテンツ責任者を務める。また、Greg Peters氏が現在の最高製品責任者としての職に加えて、最高執行責任者(COO)に任命された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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