「ふせんって、もしや万能なのでは?」と勘違いしてしまいそうになるほど、本書で紹介されている「ふせんを駆使した勉強法」が、手軽で効果的なようだ。教科書や参考書を読んでもなかなか覚えられなかったり、理解が進まないところを目立たせるだけでなく、時間管理に利用したり、思考整理に使ったりと、ふせんで出来ることは多い。
本書は、子どもが実行しやすいように書かれているが(各項目に保護者に向けたページが必ずある)、一つ一つのやり方は、簡単かつ目的が明確で、語学や資格の勉強などに励んでいる大人にも非常に参考になる。ふせんをドアに貼って覚える「暗記ドア」や、効果的に本が読めるようになる「書き込み読書メモ」など、勉強に直接役立つ手法のほか、時間の使い方を変えるためのふせんの利用法や、ミスを減らすためのふせんを使ったノート術など、勉強のために必要なことがほぼ網羅されている。
カラフルでシンプルなページレイアウトと、一目瞭然の写真によって、何をどのようにやるのかが一目で分かり、「すぐやってみよう」という気持ちが盛り上がる。子どもと一緒に取り組みやすいのはもちろん、大人もすぐに読めて実行できるのでお勧めだ。
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