ふせんをノート代わりに使う方法は、大人向けのビジネス書にもよく登場するが、本書は学校に通っている子どもが実践しやすい「ふせんノート」の使い方について、分かりやすくまとめた1冊だ。ノートの取り方がよく分かっていない子どもや、勉強そのものが苦手な子どもでも、ふせんを使うことでノートの取り方が変わり、勉強しやすくなるというものだ。子どもが「ふせんノート」で勉強するようになるために、親がどのようなサポートをすれば良いかも書かれており、親子で一読すればすぐに実践できるだろう。
ふだん、ビジネスパーソン向けの本を紹介している本欄で、本書を紹介する理由は、この「ふせんノート」を使った勉強法が、資格試験勉強にも役立つと思われるからだ。たとえば、TOEICに向けて英語を勉強しているなら、英語のふせんノートの項がそのまま役立つ。
回りくどい話はまったくなく、教科別のふせんノートの作り方と使い方が簡潔に書かれているため、サラッと一読するだけで、自分の勉強に合わせたふせんノートを作れるようになるだろうし、独自の方法に応用もできるだろう。資格試験に向けて、効果的なノート活用法を探している人に最適だ。
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