「Apple TV」向けOSに新機能が追加される。Appleは年次開発者会議WWDC20の基調講演で「tvOS 14」を発表し、「HomeKit」対応のスマートビデオカメラやドアベルとの連携、ピクチャインピクチャモード、そしてビデオゲームサービス「Apple Arcade」のアップデートについて説明した。
Apple Arcadeは複数ユーザーに対応したほか、コントローラー「Xbox Elite Series 2」や「Xbox Adaptive Controller」も使えるようになった。さらに「iPhone」や「iPad」の写真アプリにある動画を、「AirPlay」を介してApple TVで4K再生できるようになった。
Appleはこれに先立ち、「iOS 14」「iPadOS 14」「watchOS 7」を発表した。これらと同じく、tvOS 14は今秋にリリース予定だ。
同社はtvOS 14によって、メディアストリーミングデバイスやスマートテレビの分野におけるApple TVの競争力を強化しようとしている。この分野では、RokuとAmazonがそれぞれのプラットフォームである「Roku」と「Fire TV」によって、市場シェアの大部分を有している。
「Android TV」という独自のスマートテレビOSを持つGoogleは、80ドル(約8500円)のドングルを準備中だとうわさされている。このドングルにより、アプリや「Chromecast」を介したテレビでの4K HDR動画視聴だけでなく、同社のビデオゲーム配信サービス「Stadia」を介したゲームプレイが可能になるとされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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