Appleは6月23日、年次開発者会議Worldwide Developers Conference(WWDC)でウェアラブル機器向けOSの新バージョン「watchOS 7」を発表した。
watchOS 7では待望の睡眠トラッキング機能が追加された。予定通り就寝するための「Wind Down」(就寝準備)モードなどが含まれる。起床後には、眠った時間や週ごとの睡眠傾向を示すチャートなどを視覚的に確認できる。
「Apple Watch」に文字盤ストアの機能はないが、新OSではカスタマイズされた文字盤を共有する機能が追加された。共有された文字盤が未インストールのアプリを利用する場合は、容易にそのアプリをダウンロードできる。作成した文字盤は、連絡先やSNSから簡単に共有可能だ。
ヘルスケアやフィットネス関連では、「ワークアウト」アプリが4種類の新たなワークアウトに対応し、コアトレーニング、ダンス、機能的筋力トレーニング、クールダウンが追加された。「アクティビティ」アプリは「フィットネス」に改称され、アクティビティの履歴やトレンドなどを一覧できる新たな概要タブが追加された。
また、「Siri」を使ってApple Watchで直接、複数の言語を翻訳できるようになった。iOS 14と同様、マップでは一部都市でサイクリングに特化した道案内に対応した。
新型コロナウイルスが世界的に感染拡大する中、watchOS 7ではモーションセンサーやマイク、機械学習を利用してユーザーが手洗いを始めたことを検知し、少なくとも20秒間は手洗いを続けるように支援するカウントダウンタイマー機能が追加された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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