NVIDIAは、登場から40周年となったゲーム「パックマン(PAC-MAN)」の動きを、ゲームエンジンを使うことなく、敵対的生成ネットワーク(GAN)システム「GameGAN」で再現させることに成功した。
GameGANは、ニューラルネットワークの一種であるGANシステム。パックマンをプレイした5万件の映像(エピソード)を学習させることで、パックマンの動作を再現できたという。学習の結果、静的なオブジェクトである迷路の形状、ドットの存在、壁を通り抜けられなかったり、ドットを食べたりするパックマンの動きなどが、パックマン用ゲームエンジンを使わず作れた。
プレイ映像を見せられるだけでゲームの動きを再現したことから、NVIDIAは、AIが環境のルールを見るだけで学べるとしている。
なお、パックマンは、バンダイナムコエンターテインメントが1980年にリリースしたゲーム。GameGANを使った今回の取り組みに対し、バンダイナムコはNVIDIAに学習用データを提供した。
取り組みの紹介ビデオ(出典:NVIDIA/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果