Googleは、タッチ操作可能な織物「E-textile」で編み込みコードを作り、そのコードに対する各種操作で電子デバイスを制御することに成功した。
E-textileは、導電性のある繊維を使って手や指などのタッチ操作を検出できる織物を実現させる技術。こうした繊維を紐状にして複数束ね、スマートフォンやスマートスピーカーに接続して使うイヤホンコードや電源ケーブルを作った。
このコードは指の触れた位置、触れられている時間を検出可能なほか、ひねられたり強くつままれたりする動作の検出も可能。こうした動作の組み合わせを解析することで、コードに対する各種操作を電子デバイスへの制御命令として利用できるようにした。
たとえば、スマートフォンのイヤホンコードをタップして音楽の再生と停止、ダブルタップで次の曲を再生、ひねって音量調整、といった操作が実行できる。スマートスピーカーの電源ケーブルに対しても、さまざまな操作が可能なことを示した。
開発したE-textileコードの紹介ビデオ(出典:Google/YouTube)
なお、Googleは同様の技術を応用し、タッチ操作可能なリュックサック「Cit-E Backpack」やジャケット「Trucker Jacket」をすでに販売している。
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