ソフトバンク、国内で地図開発プラットフォーム事業を本格展開--Mapboxとの合弁会社で

 ソフトバンクと、地図開発プラットフォームを提供している米Mapboxは、3月に設立した合弁会社「Mapbox Japan JV」を通じ、日本におけるMapbox事業を本格的に展開すると発表した。

 Mapboxは、各種地図情報サービス開発用のプラットフォームを提供している米国企業。ソフトバンクは投資ファンドSoftBank Vision Fundを経由し、以前からMapboxに資金提供していた。

 これまでの地図開発プラットフォームは、デザイン性やカスタマイズ性が不十分なため、顧客の要求へ柔軟に合わせることが困難だったという。Mapboxの開発プラットフォームはこの点を改良し、各種データとレイヤーを柔軟に組み合わせることで、顧客独自の地図情報サービスを構築しやすくした。現在、月間アクティブユーザー数は6億人を超えているそうだ。

 Mapboxは日本市場へ2019年7月に参入していたが、Mapbox Japan JVを設立して日本での事業展開を本格化させる。具体的には、国内サポート体制を強化し、顧客ニーズに合わせた法人向けプランや従量制料金プランなどを提供していく予定。

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