CureAppは5月18日、特定保健指導に対応した禁煙支援サービスとして、法人向け「特定保健指導対応型ascure 卒煙プログラム」の提供を開始したと発表した。
同社によると近年、健康増進法改正の影響もあり、全国各地で受動喫煙対策や禁煙を進める動きが活発化。社員の健康を重視し、禁煙支援の取り組みを行う法人(健康保険組合、企業、自治体など)が増えている。
しかし、禁煙を行うとほとんどのケースで体重が増加(ニコチン離脱症状として平均2〜4kg)するという。しかも、従来の禁煙外来などでは、体重増加への介入がしっかりできていないという課題があった。一方で、特定保健指導においても禁煙支援は実施されているが、標準的な禁煙支援のみでは禁煙に導くための十分なサポートが難しいという。
そこで、禁煙外来と特定保健指導のそれぞれの弱点を補い、禁煙と体重管理(禁煙達成時の目標体重を面談時に指導員と相談して決定)の両方を一度に実施できるように、特定保健指導実施対象としてカウントできるサービス「特定保健指導対応型ascure卒煙プログラム」を開始した。
同プログラムは、従来の「ascure卒煙プログラム」を特定保健指導にも対応させたサービス。ascure卒煙プログラムは、「医師開発の専用支援アプリ」「医療資格を持つ指導員によるオンラインサポート」「OTC医薬品の自宅配送」を組み合わせ、オンラインで完結する利便性を追求した禁煙体験を提供しており、すでに大手健康保険組合や自治体など、150団体以上で導入が進んでいる。
なお、特定保健指導対応型ascure卒煙プログラムの指導員は、禁煙指導の教育を受けた保健師または、管理栄養士で構成。全6回の面談では、禁煙継続のためのアドバイスに加えて、禁煙による過度な体重増加で健康に影響がでないよう、栄養管理や生活習慣の改善などに向けた支援も実施する。
さらに、特定保健指導の実施率評価は3カ月目で行われるが、その後も6カ月目までサポートは続けられる。
なお、同プログラムでは禁煙に挑戦するにあたり、OTC医薬品(ニコチンパッチ、ニコチンガム)の自宅配送を行っている。これらのガムやパッチは、禁煙補助の役割に加えて、ニコチン離脱症状のひとつである食欲増進を防ぐ効果があるという。
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