CureAppは12月16日、喫煙者のタバコに対する認知・考え方を自身で見つめる機会を提供し、禁煙する動機を明確・強固にすることで、禁煙に取り組む挑戦者を増やしていく法人向けウェブサービス「ascure Starter」を提供すると発表した。
同サービスでは、禁煙外来の経験が豊富な呼吸器内科医が監修。全6章(1つの章の所要時間は5〜10分程)で構成されている。
さらに、関心期(喫煙者の60%が該当し、禁煙について興味はあるものの、なかなか実行に移れない期間)の人が少なからず持っている「できるのであれば禁煙したい」という気持ちを引き出すための手法を、キャラクターとの会話の中に取り入れている。
さらに、アルゴリズムに基づき、個人に合わせた情報を提供することで、それぞれが抱えている認知や考え方に介入する。
同社によると、健康増進法の改正に伴い、受動喫煙防止の動きが全国各地でみられるという。経済産業省が定める「健康経営優良法人認定要件」では、「受動喫煙対策に関する取り組み」が必須項目になり、社員の禁煙を支援する法人も増えてきた。
禁煙は、受動喫煙防止や社員の健康増進にとって大きな課題である反面、喫煙者にとっては始めにくい、続けにくい、という問題があり、挑戦者を増やすことに苦労する法人も少なくない。
そこで同社は、禁煙をする決意が固まった人向けの禁煙プログラム(禁煙外来や同社のascure卒煙プログラムなど)と併せ、禁煙をする意欲を高める同サービスを導入することで禁煙を始める人を増やし、禁煙施策の全体としての成果を高める形で貢献していく。
また、「健康経営優良法人」の申請の際に提出する調査項目「従業員の喫煙率を下げるための取り組み」の中には、「たばこの健康影響についての教育・研修」がある。同サービスは、禁煙を始めるサポートをするだけでなく、たばこに関する知識を学ぶコンテンツも含まれているため、「健康経営優良法人」の認定にも寄与するという。
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