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患者自身が聴診器あてワイヤレス聴診--シェアメディカルら、感染リスクを低減する診察

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 シェアメディカルは5月18日、豊田地域医療センター、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクトと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑いのある患者への診察に対し、デジタル聴診デバイス「ネクステート」および、次世代遠隔診療システムを活用することで合意したと発表した。

 
 

 新型コロナウイルスの流行を受け、医療施設内や高齢者介護施設内での医療・介護従事者への感染が全世界的に問題となっている。現在多くの医療施設では、疑い患者に対しては高機能マスクや防護服を着用し感染防御下で診察を行っているが、医師は他の患者の治療も行わねばならないため、防護服の着脱に時間がかかることが課題となっている。

 シェアメディカルのネクステートは、既存の聴診器(チェストピース)に後付けしてワイヤレスで心音や呼吸音が聴けるデバイス。Bluetoothを内蔵しており、市販の対応ヘッドフォンやスピーカーなどをつなぐことで、約10m離れたワイヤレス聴診が可能。また、本体をビニール袋に入れることで容易な消毒を実現し、聴診器を介した感染拡大の防止が可能だ。

 
 

 豊田地域医療センターでは、ネクステートを患者自身で使用してもらい、ビニールカーテン越しに医師がワイヤレスヘッドホンで診察を行うことで飛沫感染リスクを低減する試みを実施している。

 
 

 また、ネクステートは聴診器を当て施術する人と、聴診音を聴いて診断する人を分離できるため、医師が遠隔で看護師に指示を出し患者へ処置を行う「D to P with N」型と、20年度の診療報酬改定で新たに算定された「D to P with D」型のオンライン診療に対応する。

 この特性を生かし、同社とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクトが共同で開発を検討している次世代遠隔診療システムを介し、発熱外来や濃厚接触者の診察にインターネットを利用し遠隔で実施するほか、施設内の別室や別棟から行う院内遠隔診療の実施も検討しているという。

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