Googleは米国時間5月7日、カメラの前にあるものを認識する「Googleレンズ」アプリに複数のアップデートを加えたと発表した。
まず、スマートフォンでテキストをスキャンしてPCのクリップボードにペーストできるようになった。この機能は「iOS」版と「Android」版のアプリで利用できる。「Chrome」ブラウザーの最新版と、両デバイスで同じGoogleアカウントを使ってログインすることが必要だ。Googleによると、「丁寧に書かれていれば」手書き文字にも対応するという。
また、スキャンしてレンズに取り込んだテキストを新たな「Listen」ボタンによってオーディオ再生する機能も追加された。まずAndroidに提供されており、近いうちにiOSにも提供予定だ。レンズは既に100種類の言語のテキストを翻訳することが可能だが、オーディオ再生機能には、文字で書かれたものをどのように発音するかを学べるようにする狙いがある。
3つ目の機能として、スマートフォンのカメラでスキャンしたテキストを選択するとGoogle検索がポップアップし、知らない言葉の意味などを調べられる機能がAndroid版とiOS版に追加された。
Googleは最近、拡張現実(AR)やGoogleレンズの機能に対して実用的なアプローチをとっており、今回のアップデートもその延長線上にあるようだ(他に、動物をAR表示する楽しい機能も提供されている)。率直に言って、筆者は日常生活でレンズをあまり使用していないが、機能がさらに追加され続けるなら、日々の検索およびスキャンツールとしての利用が増える可能性はあるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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