ワークアウトが終わるたびに、スコアが計算される。1つは正確さで、確実にターゲットを打った回数と、三角形をくぐり抜け回数で決まる。もう1つは動きの強さを表す。Supernaturalには、ソーシャルトラッキングの機能もあるので、友だちの進捗状況をフォローしたり、1週間ごとのスコア表で自分と比較したりできる。このVRアプリと連動するスマートフォン用アプリも用意されており、統計を確認する、友人の状況を見る、スマートウォッチをSupernaturalのプログラムに接続してワークアウト中の心拍数を記録するといったことも簡単にできるようになっている。
筆者は、編集者の間ではいちばん長くSupernaturalを使っていて、正確さでは圧勝している。だが、悔しいことに強さのスコアは85%に届かないこともある。ターゲットを思い切りたたき落とそうと思うときは、飛んでくる黒や白の球体が、空中を漂っているコロナウイルスだと思うことにしている。罵声をあげながら、切り刻んでやるのだ。それでも、強度スコアは少ししか上がらないのだが、気分が晴れることは間違いない。
Withinの目標は、人々が長く健康でいるために最も重要な条件を満たせるよう支援することだ。つまり、米心臓協会が推奨するように、中~強度の運動を1日30分程度、週5回こなすことだ。「これは地球上で最高の腹筋を得るための最新式ワークアウトというわけではない」とKoblin氏。「むしろ、どうすれば人々をソファーから立ち上がらせ、米心臓協会が推奨する持続時間の通りに人々の心拍数を上げ、うんざりさせない有酸素運動の形態を作るかということだ」
そして筆者はSupernaturalで大いに運動している。筆者の安静時の心拍数は通常65で、最後にSupernaturalを使った際は最高で174まで上がった。
ワークアウト中はさぞかし滑稽に見えていることだろう。それでもSupernaturalを1カ月近く使ってきた今では、鏡に映る自分の姿に満足できるようになってきた(もちろん大量の汗をシャワーで流した後のことだ)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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