新型コロナウイルス関連

Facebook、全米の新型コロナ予測マップを公開

Carrie Mihalcik (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年04月21日 09時13分

 Facebookは、全米での新型コロナウイルスの活動予測を支援するために、カーネギーメロン大学(CMU)の医療研究者らと連携している。同社は米国時間4月20日、COVID-19のような症状がある人々(感染が確認された人々ではない)の、米国全土の郡レベルのデータを示す地図を公開した。

Facebookが公開したCOVID-19活動性予測マップ
Facebookが公開したCOVID-19活動性予測マップ
提供:Facebook/ Screenshot by CNET

 このデータは、Facebookユーザーを対象にCMUデルファイリサーチセンターが実施する調査を通じて集められたもの。この調査では、過去24時間以内に本人または同世帯の人にCOVID-19の症状がみられたFacebookユーザーに対して報告を求めている。CMUの研究者らはこの調査の目的について、各地域の医療機関、救急医療者、保健当局が入院などの事象を数週間前に予測できるように支援するためとしている。

 Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は、20日にThe Washington Postに掲載された寄稿記事の中で、研究者や保健当局がウイルスに対応するのに必要なデータを取得する上で同社の取り組みが役立つとしていた。

 CMUデルファイリサーチセンター調査では、Facebookユーザーに対し、発熱、咳、息切れ、味覚の消失といったCOVID-19の症状があるかを尋ねるもので、Facebookは4月に入って調査結果を公開し始めた。同社のCOVID-19症状マップのページには、「調査に対する個人の回答を同社が受領、収集、または保存」することはないと記されている。

 なお、CMUデルファイリサーチセンターはGoogleともCOVID-19の症状調査で協力している。

 CMUの調査に対するFacebookとGoogleのユーザーからの数百万件の回答により、米国の大部分におけるリアルタイムの予測が可能になるという。

 こうした情報は、CMUが新たに立ち上げた「COVIDcast」ウェブサイトで公開される。同ウェブサイトでは今週中に米国のインタラクティブなヒートマップが公開され、FacebookだけでなくGoogleの調査結果も表示されるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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