VR内覧システム「ROOV」を展開するスタイルポートは4月28日、マーキュリアインベストメント、ヒノキヤグループを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。ROOVの顧客基盤、市場領域の拡大を目指す。
ROOVは、不動産販売支援ソリューションシステム。接客で使用したプレゼン資料やウォークスルーができる3D室内空間をオンライン上でユーザーと共有できるほか、非対面で接客ができる「オンラインマンションギャラリー」としても活用できる。
今回の資金調達により、ROOVの普及をさらに加速させるため、営業活動の強化とマンション領域から戸建て、オフィス、リフォーム領域へ事業を展開するためのサービス開発に投資していくとしている。
スタイルポートは、新築マンション販売時など、竣工前に実物を確認できない不動産の流通課題解決を目的に、サービスの開発、展開をしており、スマートフォンなどの一般的なデバイスとウェブブラウザから使用できることが特徴。すでに100プロジェクト以上での導入実績を持つ。
新型コロナウイルス感染症の影響で、対面での接客が必要になるマンションギャラリーの一時的な閉鎖などが余儀なくされている昨今、オンライン接客の導入普及に貢献するほか、新築戸建て住宅市場へROOVの活用領域を拡大する計画だ。
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