「macOS Catalina 10.15.5」にバッテリー状態を管理する新機能

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年04月17日 07時00分

 Appleは米国時間4月16日、MacBookシリーズの長期的なバッテリー状態の管理に関連する、「macOS」の小さな変更点を発表した。

Mac
提供:Dan Ackerman/CNET

 シンプルに「Battery Health Management」(バッテリー状態管理)と名付けられたこの機能は、まずは「macOS Catalina 10.15.5」の開発者向けビルドで提供され、同パブリックベータ版を経て、2020年内に一般提供される予定だ。

 Appleによると、この機能は、MacBookに搭載されたバッテリーの充電パターンの履歴や温度レベルをモニタリングし、MacBookの充電方法を微調整するという。経時に伴うバッテリーの化学的劣化のペースを抑えることにより、耐用年数を延長することがその目的だ。

 多くの最新ノートPCと同様に、MacBookのバッテリーはユーザーが自分では交換できないため、それは特に重要な機能だ。

 この機能はデフォルトで有効になるが、必要に応じて無効にできる。バッテリー状態管理に関連するデータはすべてローカルに保存され、診断情報の共有にユーザーがオプトインしない限り、同社と共有されることはないという。

 米CNETが最近、2020年版「MacBook Air」で動画再生によるバッテリー持続時間をテストしたところ、「Core i7」を搭載するバージョンで9時間40分だった。適切なバッテリー状態管理によってバッテリーの化学的劣化を抑えれば、月日を経ても持続時間がそれほど短くならない可能性がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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