フォトシンスは4月13日、新型コロナウイルス感染症の対策にあたる医療機関や自治体などを支援するため、「Akerun入退室管理システム」の無償貸与を発表した。
今回の無償貸与は、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中、医療機関や自治体からの問い合わせが急増していることを受け、それら機関を支援するために行うもの。最大1000台のAkerun入退室管理システムを、9月末まで無償で貸与する。
無償貸与の対象となるのは、新型コロナウイルス感染症対策に取り組む医療機関や自治体などで、新型コロナウイルス感染症の検査を実施している機関や感染症患者を受け入れている機関を優先するという。ウェブサイトより5月末日まで申し込みが可能だ。
Akerun入退室管理システムは、既存のドアに後付けで導入できる法人向けクラウド型入退室管理システム。サムターン錠に対応した「Akerun Pro」と、電気錠/電磁錠や自動ドアに対応した「Akerunコントローラー」で構成され、これらをドアに後付けで導入し、スマートフォンアプリやICカードで施錠・解錠ができる。顔認証システムと連携し、キャッシュレス決済や体認証によるセキュリティ強化も可能だ。
ウェブ管理画面「Akerun Manager」や専用のスマートフォンアプリから、ユーザーの入退室履歴の確認、ユーザーへの鍵権限の付与・剥奪を行うなど、クラウド上での権限管理・入退室の履歴管理が可能となる。
フォトシンスでは、医療機関や自治体などにおいて、導入後すぐに、施設での特定区域の出入制御や、特定個人の入退室履歴の管理などに活用ができ、ウェブ上の管理画面から、施設内の特定区域に誰が入退室したかなどをリアルタイムで確認できるとしている。
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