AppleとGoogleがスマートフォン分野のプレスリリースでロゴを並べる光景を見るのは、もしかしたら次はないかもしれない。そう思えるほど希な光景を実現させるほど、新型コロナウイルスが人類全体で協調して立ち向かうべき存在であることを物語っている。
AppleとGoogleはこれまで、それぞれで新型コロナウイルスへの対策を行ってきた。従業員の保護に加え、資金拠出やマスクの寄付、フェイスシールドの開発、そして都市での政策立案に役立つ人の移動データの提供などを行ってきた。
2社でほぼ100%のモバイルプラットホームを握るAppleとGoogleは、人々が新型コロナウイルスへの感染を避けること、行政や公衆衛生当局、大学などが濃厚接触を検出する仕組みを構築することで、世界のほとんどの人々をカバーする方法を考えた。
スマートフォン向けのAPIとOSレベルの技術を用いて、プライバシー・セキュリティを強力に保護しながら、濃厚接触の可能性を検出できるアプリの提供を計画している。これまで、AndroidとiOSでOSレベルで共通しているAPIの例はなかった。
イメージとしては、すれ違いの検出ではないか、と考えられる。Bluetooth LEを用いて他のスマートフォンとのすれ違いの情報を蓄積し、そのうちの誰かの感染が確認された場合、濃厚接触を通知できると便利そうだ。ユーザーはオプトイン(参加の許可)をして参加していくことになる。
AppleとGoogleは、Bluetoothと暗号化仕様、フレームワーク資料を含むドラフト版をリリースする。
アップル、新型コロナ対策でマスクと独自開発フェイスシールドを医療機関へ寄付(4/6) アップル、新型コロナ対策フェイスシールドのサポートページ--エタノールで再利用可能(4/8) アップルとグーグル、新型コロナ対策でタッグ--濃厚接触の検出プラットフォーム整備へ(4/11)2020年3月中に発表・発売されるとみられていたiPhone SEの後継モデルは、1カ月遅れの4月に発表・発売されると見られる。早ければ4月13日からの週に発表され予約開始、その翌週発売になるとみられる。
Appleの米国のウェブサイトで、BelkinのiPhone 7・iPhone 8向けアクセサリに「iPhone SE」の文字が追加されたことから、廉価版の新型iPhoneは「iPhone SE」になる線が濃厚となった。
現存するiPhone SEは2016年に発売された4インチのスマートフォンだったが、現在は既に販売を終了している。iPhone 7・iPhone 8とiPhone SEが並べられたことで、4.7インチの液晶ディスプレイを備えるスマートフォンという噂通りのフォームファクターと考えて良さそうだ。
2016年モデルのiPhone SEには、その段階で最も優秀なA9プロセッサが搭載された。これにならえば、新型iPhone SEにもA13 Bionicがそのまま搭載されることになるはずだ。一方、iPhone 8までのフォームファクターを習い、iPhone SEにもTouch ID付きホームボタンを備えることになる。
そしてポイントは価格だ。米国の価格で399ドルからの展開になるとみられ、日本では4万5000円を切る価格で登場することになるだろう。
「iPhone SE」後継モデル、まもなく発表か--価格、機能、発表日のうわさまとめ(4/10)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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