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テレワークに「必要な機材」の選び方--品薄のウェブカメラやマイクなどの“代用品”も - (page 2)

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現在品薄のウェブカメラとマイク、意外な「代用品」も?

 ノートPCはウェブカメラやマイクを内蔵しているため、個別に調達する必要は原則ないが、何らかの事情で追加購入しなくてはいけない人もいると思われる。特にマイクについては、声を的確に拾うためにも、ヘッドセットマイクを追加するケースが多く見られる。

 もっとも、本稿を執筆している4月上旬の時点では、ビデオ会議やビデオチャットのニーズの急増で、マイクやウェブカメラは店頭で品薄になっている。ここでは若干見方を変えて、手近でそれらの代替もしくは補助として使えるツールについて見ていく。

 まずマイクについては、意外なところでスマホで使っているイヤホンを代替として使える場合がある。音楽再生にばかり使っていると見逃しがちだが、市販のイヤホンの多くには、有線・無線を問わずマイクが搭載されている。これをノートPCに接続すれば、外付のマイクとして使えるというわけだ。

 さすがに集音機能を持った本格的な据置型マイクや、通話専用に設計されたヘッドセットには性能的に及ばないものの、思い切り口元に近づけて話すこともでき、なにより追加出費なしで手持ちの品をそのまま流用できるのは利点だ。ノートPC内蔵のマイクでは声が聞き取りにくいと言われた場合、試してみる価値はある。

イヤホンについているマイク(手前)。音質はピンキリだが、ノートPCの本体に顔を近づけてしゃべるのに比べるとはるかに便利で、追加出費もない
イヤホンについているマイク(手前)。音質はピンキリだが、ノートPCの本体に顔を近づけてしゃべるのに比べるとはるかに便利で、追加出費もない

 もうひとつ、ウェブカメラについてだがどうしても手に入らない場合、スマホをウェブカメラとして使えるアプリを試すことをおすすめする。iOSであれば「iVCam」、Androidだと「DroidCam」などのアプリをインストールすれば、PCからウェブカメラとして認識させることが可能。古いスマホをウェブカメラに転用して使うのも、賢い方法と言える。

スマホをウェブカメラとして使えるアプリを導入すればコストも抑えられる。これはAndroidスマホ向けの「DroidCam」
スマホをウェブカメラとして使えるアプリを導入すればコストも抑えられる。これはAndroidスマホ向けの「DroidCam

デスクは「奥行き」を見るべし。チェアは中古販売店も要チェック?

 ところでこうしたテレワークを行うにあたりデスクとチェア選びから始めなくてはならない人もいるだろう。これらはバリエーションも豊富で、細かいチェックポイントを挙げていくとそれぞれで1本の記事が書けてしまうほど。ここではあまり一般に語られない、選び方のポイント、および調達のためのワザを紹介する。

 まずデスクについては、オフィスユースの製品はどれも高さ70cmが基本で、迷う余地は無いと言っていい。座タイプ(ローデスク)の製品もあるが、長時間座りっぱなしになるテレワークには向かない。またデスクの横幅は、フルキーボードとマウスを並べて置くために最低60cmの幅は確保する必要はあるが、あとは部屋の広さや好みにも依存するため、これが正解という値はない。

 そんな中で、チェックする必要があるのは「奥行き」。キーボードで文字入力を行う場合、肘をきちんとデスクにつけた状態で打鍵できるか否かが、疲れにくさに大きく影響する。仮に14インチのノートPCの手前に、外付けのキーボードを置く場合、きちんと肘をデスクに乗せて打鍵するには、デスクの奥行きは最低60cmは必要。コンパクトな作業デスクでは、この奥行きがない製品もあるので要注意だ。

13.3~14.1インチのノートは奥行きが20~25cm程度ある
13.3~14.1インチのノートは奥行きが20~25cm程度ある
外付のフルキーボードは奥行きが15cm程度。これらを足して、さらに手首からヒジまでの長さ25cm前後を足すと、デスクの奥行きは60cmはほしいところ
外付のフルキーボードは奥行きが15cm程度。これらを足して、さらに手首からヒジまでの長さ25cm前後を足すと、デスクの奥行きは60cmはほしいところ


 一方のチェアは、1万円以下の激安品から、10万円を超えるアーロンチェアまで、価格は文字通りピンキリ。チェアの良し悪しは作業効率に直結するほか、あまりケチると腰痛などを発症しかねないため、極力よいチェアを買うべきなのですが、予算がそれほど潤沢でない場合、具体的には3万円以下の予算で選ぶならば、「座面の厚み」をチェックすることをおすすめする。

 座面、つまりお尻がつく面に厚みがあるかどうかは、チェアの品質に直結する。廉価なチェアの多くは、クッション性がまったくない、薄い座面であることがほとんど。迷ったら座面に厚みがある選択肢を選ぶというのは、大ハズレを引かないための重要なポイント。薄い座面の上からクッションを敷くというのは、典型的な安物買いの銭失いのパターンと考えたほうがよい。

3万円以下のチェアは座面の厚みにグレードの差が出る。左は2万円台、右は1万円台のチェア。実売価格の差が小さければ、座面の厚みがあるチェアを選ぶのが良策(画像はエレコムホームページより)
3万円以下のチェアは座面の厚みにグレードの差が出る。左は2万円台、右は1万円台のチェア。実売価格の差が小さければ、座面の厚みがあるチェアを選ぶのが良策(画像はエレコムホームページより)

 一方、数万円を超えるオフィスチェア、特に国内の著名OAメーカーの製品は、当たり外れが激しい低価格のチェアと異なり、価格イコール品質とみなして間違いない。もちろんヘッドレストやアームレストの有無、材質、調節機構などの差はあるが、迷った時は高価な製品を選んでおくべきだ。

 とはいっても予算には限度がある……という人の強い味方になるのが、中古オフィス家具の販売店。これらの店舗では、定価だと10万円以上のオフィスチェアが、数万円程度で手に入ることも珍しくない。もとはオフィスで使用されていた製品だけに美品も多く、また個人宅で使われていた製品のように、タバコやペットの匂いがしみついていることもまずない。

 特に、この春先の時期は、決算の関係でやむを得ず放出された良質な中古オフィス家具が大量に出回る、年間を通してまたとないタイミング。見た目が新品と大きく変わらない中古チェアを格安で購入するには絶好の機会なだけに、狙っているのと同じ型の製品が売りに出ていないか、チェックしてみるとよいかもしれない。

「オフィスバスターズ」など中古オフィス家具店では、著名メーカーの高級オフィスチェアがリーズナブルな価格で販売。一点モノなので入荷チェックは欠かせない
オフィスバスターズ」など中古オフィス家具店では、著名メーカーの高級オフィスチェアがリーズナブルな価格で販売。一点モノなので入荷チェックは欠かせない

 なおチェアのうち、ゲーミングチェアについては、持たれる姿勢を前提とした設計で、キーボード打鍵時に多い前傾姿勢が取りにくい製品がほとんど。一見するとシートが豪華で、その割に価格もリーズナブルなため魅力的だが、汗ばみやすい合皮を使った製品も多く、テレワークには向かない。よほどのことがない限り、候補からは外しておいたほうがよいだろう。

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