リノべるは3月27日、施工管理プロセスの遠隔化に向けた実証実験を開始したと発表した。テクノロジーを用いた施工管理業務の遠隔化と業務への影響把握、遠隔管理の実現に必要な検証をするとしている。
リノベーションの施工は、既存設備の制約やプロセスにおける対応事項が多く、実際の施工現場におけるタイムリーな確認や意思疎通が重要になるため、担当者は進捗状況や仕様確認のために、現場を訪問する必要がある。しかし、現場への移動は負担が大きいほか、長時間労働にもつながり、課題の1つになっていた。
今回の実証実験では、MR(複合現実)やAR(拡張現実)など遠隔を前提としたコミュニケーションソフトウェアや、モバイルネットワークを介したVoIP(Voice over Internet Protocol)、動画のリアルタイム通信をもとに、業務への影響と実現手段を検証するとのこと。
遠隔施工管理により、移動時間や関係者間のコミュニケーションなどにかかる工数の削減を狙う。実証実験は3月に開始。2020年度中の運用開始を目指す。
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