リノべるは2月12日、KAKUCHOとともに、AR(拡張現実)を活用したリノベーション買取再販事業者向けプラットフォームサービスの開発を開始すると発表した。第1号物件として、リアルの買取再販物件を、4月より販売開始する予定。
リノべるは、物件探しから住宅ローン、リノベーションの設計、施工、インテリアまで、中古住宅購入とリノベーションの一連の流れをワンストップでサポートするサービス「リノベる。」を提供。一方のKAKUCHOは、ARコンテンツの開発事業を展開。webARや、ARを使った高級インテリアEC「FURNI」を提供している。
リノべるによると、通常、リノベーション済み物件は全てが完成した状態で販売するため、顧客はその内装が好みではなかった場合は、購入を見送るか、消極的に受け入れるか、リフォームなどを行い自分好みに変える必要があったという。
今回のサービスでは、建具、キッチン、洗面器具、アクセント壁などが未完成の半完成状態で販売。内覧時に顧客自身がARを使い、建具やキッチン、家具までをリアルな空間に配置し、大きさや質感などの完成イメージを確認しながら、購入の意志決定ができる。
ウェブサイトを使ったサービスのため、アプリなどのダウンロードは不要。リノベる。の人気仕様からセレクトし、ウェブ上で選んだ仕様に基づいて追加コストも確認が可能、費用も同時に検討できる。仕様の確定後の工事は、2~6週間で引渡しとなる。
本サービスにより再販業者は、建築知識が必要な設計や、見積・追加工事の発注作業もなく、顧客の好みに合わせた物件の提供が可能。工事期間を圧縮しながら、原価を増やすことなく差別化できるため、事業期間の短縮や生産性向上が期待できる。
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