せっかくなのでフードデリバリーアプリも試してみた。使ったのはアフリカ版のUber Eatsとも言える「VubaVuba」というアプリだ。しかも、このアプリは飲食店の料理を運んでくれるだけでなく、スーパーマーケットの食材やパーティ用のお酒まで届けてくれる進化版アプリとなっている。今回は料理を頼むことにした。
ユーザー登録は、moveと同じく電話番号によるコード認証後、名前やメールアドレス、そして料理を届けてほしい住所を入力。また支払い方法を現金、クレジットカード、携帯キャリアのモバイルマネーから選ぶ。ここでは現金支払いを選んだ。登録が終われば、すぐに料理の注文が可能になる。
続いて、アプリのメニューから「Vuba Food」を選択。写真で一覧表示された店舗の中から好みのお店とメニュー、そして個数を選ぶ。
今回はホットサンドイッチとポテトフライを注文した。注文が完了すると、オーダー履歴に店舗側のステータスが随時表示されるようになる。「review」→「pending」→「accepted」→「started this task」といった具合だ。
アプリのステータス画面を眺めながら過ごすこと1時間、本当に時間通りに来るのだろうか……と不安になっていた私の携帯電話に配達スタッフから電話がかかってきた。
電話を受け、指定していた「DMM.HeHe」のオフィスのエントランスで配達スタッフから料理を受け取り、その場で現金で支払う。肝心の味も出来立てで温かく、とても美味しかったので大満足だ。
料理の受け取り後には、アプリから5段階で店舗を評価して、レビューを残すことができる。また、注文履歴の項目から頼んだメニューや何分で料理が届いたかなどを振り返ることが可能だ。
VubaVubaは、アプリ自体のユーザーインターフェースも洗練されており、注文から受け取り、支払いまで非常にスムーズに終えることができた。使い勝手でいえば、日本のUber Eatsや出前館に引けを取らないと感じた。前述した配車アプリmoveを使った後で期待値が下がっていただけに、これは嬉しい誤算だ。
以上、ルワンダでアフリカ製スマホとSIMを購入し、配車サービスやフードデリバリーを体験した模様をお届けした。思わぬアクシデントにも見舞われたがそこまで致命的なものではなく、課題はありつつも同国がIT立国に向けて着々と歩みを進めていることを実感することができた。
ルワンダの日本大使館によれば、同国を訪れる日本人は年間数千人とかなり少ないそうだが、もし仕事や旅行で訪れる機会があれば、このレポートが参考になれば幸いだ。
(取材協力:神戸市「KOBE STARTUP AFRICA in Rwanda」supported by Tiger Mov)
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