新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる懸念を理由に、世界最大級のゲーム見本市「E3」が中止されることになった。E3を主催するエンターテインメントソフトウェア協会(ESA)が米国時間3月11日に発表した。ESAは、E3に代わるオンライン展示会を6月に開催することを検討すると述べている。
「ファン、従業員、出展者、長年のE3パートナーなど、業界のすべての人々の健康と安全に関して、加盟企業と慎重に協議した結果、6月9〜11日にロサンゼルスで開催予定だったE3 2020を中止するという難しい決断に至った」と、ESAは声明の中で述べている。
米CNETの系列サイトであるGameSpotによると、ESAではE3 2021は開催するとしているという。
E3を予定どおり開催するとしていたESAは3月4日、ロサンゼルス郡に続いてカリフォルニア州が緊急事態宣言を出したことを受けて「日々状況を注視、検討している」と述べていた。E3はゲーム関連のその年の最大級の発表が行われる場で、2020年は6月9〜11日にロサンゼルスで開催される予定だった。なお、2019年には6万6000人を超える参加者があった。
ソニーが1月にE3不参加を表明し、同社の次期「PlayStation 5」は別の機会に発表されることになったが、他の世界の主要なゲーム関連企業はE3への出展を予定していた。参加予定企業のなかにはMicrosoft、任天堂、Ubisoft、Bethesda、セガ、カプコン、スクウェア・エニックス、Take-Two、バンダイナムコなどが含まれていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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