シャープは3月11日、液晶パネルの特許権侵害に関し、Xianyang CaiHong Optoelectronics Technology(CHOT)、TPV Technology Limitedとその子会社、Vizioへ米国で訴訟を提起したと発表した。
2019年11月にCHOTに対して特許権侵害を警告し、以降交渉を続けてきたが、その後もCHOTによる特許権侵害が継続していると判断し、今回の訴訟提起に踏み切ったとのこと。
シャープでは、訴訟提起した各社に、液晶関連の特許権侵害を申し立てるとともに、侵害行為の差止命令および液晶パネル技術の無償使用や逸失利益に対する損害賠償を請求しているという。
液晶パネルや8K表示デバイスなどを手掛けるシャープは現在、米国、中国、日本等において、1万件を超える特許権を保有しており、特許権の技術範囲としても、IGZO、低温ポリシリコン(LTPS)、UV2A、PSA、多原色(MPC)、フリーフォームディスプレイ(FFD)、高精細ディスプレイなど、基本技術から先進技術まで幅広く網羅している。多数のディスプレイメーカーに特許権をライセンス供与している。
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