AppleのサプライヤーであるFoxconnは、2月の売上高が前年同月比で約18%減少したことを明らかにした。中国における新型コロナウイルス感染拡大が影響した。
年初来の売上高の減少幅は、前年同期比で約14%となっている。
世界中に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の影響は、ハイテク業界と企業各社に及んでいる。一部地域の従業員らは、ウイルスを封じ込めるための対策として、市や省に自宅待機を求められている。
Reutersの報道によると、Foxconnは消費者向け電子機器と企業向け製品を含む部門の売上高が、第1四半期に15%減少するとの見通しを示している。2020年上半期は売上高の増加は見込めないとしつつも、新型コロナウイルスの影響は短期的で、サプライチェーンへの影響はそれほど大きくないと述べたという。
Wedbushの技術ストラテジストであるBrad Gastwirth氏は、「このまま何も変わらなければ、中国のサプライチェーンは第2四半期のうちにほぼ通常の稼働状態に戻る」と考えており、中国からの報道はこうした同氏の見解を裏付けるものとなっていると述べた。
一方で同氏はこのように述べた。
COVID-19(および、消費者/企業の行動や政府の感染防止策の変化)が、末端の市場需要にどのような影響を与えるかが、現時点の疑問だと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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