新型コロナウイルスが全世界で感染拡大を続ける中、Appleはイタリアと韓国における感染者数の急増を受け、従業員の感染を防ぐための措置を取り始めた。
Bloombergの米国時間3月3日の記事によると、「ビジネスに不可欠」と判断され、バイスプレジデントの承認を受けた場合を除き、中国に加えて韓国とイタリアへの渡航を制限することが、Appleの従業員にメモで通知されたという。これらの国に出かける計画がある人は、渡航を延期または中止し、電話や動画で業務を行うよう推奨されているとのことだ。
Appleはまた、この週末にイタリアの「Apple Store」のうち1店舗を一時休業すると報じられている。AppleInsiderの3日付の報道によると、イタリア北部のイル・カラバッジオ国際空港に近いショッピングモールOriocenterにあるApple Storeが3月7~8日の2日間、休業する。これは、新型コロナウイルスの拡散防止のために一部の県にある一定規模の小売店を休業するよう命じた、閣僚理事会からの政府命令を受けた措置だ。
韓国とイタリアの2カ国は、新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の患者数が、このウイルスへの集団感染が始まった中国に次いで多い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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