Facebookは米国時間3月4日、ワシントン州シアトルのオフィスに勤務する契約社員が新型コロナウイルス検査で陽性と診断されたことを明らかにした。肺炎のような症状を引き起こす同ウイルスに関連した死者数は米国で11人に増え、1人を除くすべてがワシントン州内と伝えられている。
「Stadium Eastオフィスの契約社員がCOVID-19に罹患(りかん)していると診断された」とFacebookの広報担当であるTracy Clayton氏は声明で述べ、「従業員らに通知しており、公衆衛生当局の助言に従って全員の健康と安全を優先している」とした。
シアトルの同オフィスは3月9日まで閉鎖され、従業員は少なくとも3月31日まで在宅勤務するよう奨励されていると報じられている。
3日には、Amazonシアトル本社の従業員が同ウイルス陽性と診断されたことも明らかになっている。同社によると、その従業員は現在隔離されているという。
新型コロナウイルスの懸念により、Facebookは2月、カリフォルニア州サンノゼで5月に開催予定だった開発者会議「F8」の中止を発表した。代わりに各地でイベントを開催するほか、動画をストリーミングする予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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