パナソニック、東京本社で顔認証による入退管理を導入--勤怠連携で来訪者対応も

 パナソニック コネクティッドソリューションズ社は3月4日、東京本社の入退管理に顔認証(KPAS:ケイパス)を導入したと発表した。顔認証を活用した入退管理、勤怠連携が可能になる。すでに運用を開始しており、東京本社の7、15、16、17階の4フロアで、約8000名が対象になる。

入退管理に顔認証(KPAS:ケイパス)を導入
入退管理に顔認証(KPAS:ケイパス)を導入

 顔認証による入退許可の際に、KPASが勤怠管理システムに情報通知し、勤怠管理システムが自動的に入退出時刻の登録をすることで、顔認証と勤怠管理を連携する仕組み。

 顔認証の登録画像には、社員証の画像を活用しており、入出退の際の顔認証の結果パラメータをKPASが分析し、認識精度が低いユーザーを抽出した上で、システム管理者と連携することで、認証精度の継続的な改善を検証する。これにより、顔認証で活用を想定していない、過去に撮影された社員証の画像との連携精度を高めていくとしている。

 一括の顔登録に加え、専用端末での顔と名刺を同時に登録し、最短約15秒で利用が可能。来訪者の入退管理もでき、登録可能人数は、最大3万人になる。一度登録した来訪者の顔画像は、顔認証による本人確認が終了後、一定期間を経て無効とされる設定になっている。

 一般監視システムに顔認証システムを追加することで構築でき、使用する際は、別途ソフトウェアが必要。カスタマイズにも対応する。

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