中国で新型コロナウイルス感染症から回復した人も増える中、「iPhone」生産の主要委託先の1つであるFoxconnは、中国本土にある同社の工場が今後数週間のうちに正常稼働の状態に戻るとの見通しを明らかにした。
Bloombergが伝えたところによると、Foxconnは現地時間3月3日、新型コロナウイルスの影響で稼働率が低下している中国工場の生産能力について、現在正常な状態に戻りつつあるとし、3月末までには通常の稼働状態に戻るとの見方を明らかにした。
「3日の時点で、中国にある工場の生産能力はこの時期の必要生産量の50%に達している。現行の予定どおりに進行すれば、3月末までに100%に達することができるはずだ」と、同社は証券取引所への提出書類に記している。ただし「まだ不確定要素が多く、通年の業績に対する潜在的影響を定量化することはできない」と同社は付け加えている。
Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は2月に、新型コロナウイルスの感染拡大がiPhoneやその他の製品に与え得る影響について懸念を表明していたが、Foxconnは今回の書類の中で「世界中のすべての製造業務を遂行する」準備ができているとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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