ストリーミングサービス「Disney+」の夢物語は、The Walt Disney Companyが思い描いたよりも早く現実になるかもしれない。同社は当初、Disney+の契約者が6000万~9000万人に達するにはサービス開始から5年ほどかかるだろうと予想していた。ところが同社は米国時間2月4日、Disney+の契約者が開始後3カ月も経たないうちに2860万人に達したことを明らかにした。
これに対し、世界最大のサブスクリプション動画サービスであるNetflixは、全世界の有料会員数が1億6700万人で、そのうち6100万人が米国の会員だ。Disney+には他にも、当初より人気の高さを示す兆候があった。サービス開始から1日余りが過ぎた時点で、Disneyは登録者が1000万人を超えたと発表した。また米国では、Googleの2019年の検索急上昇ワードで1位になった。
Disneyは、Verizonのプランを通じて加入したDisney+の契約者数を明らかにしなかった。このプランは、Verizonの定額無制限のワイヤレスサービスを契約するとDisney+を1年間無料で利用できるというものだ。ただしDisneyは、Disney+の契約者が支払っている料金は平均で月額5.56ドル(約610円)であることを明らかにした。米国での料金は通常、月額6.99ドル(約770円)だが、バンドルや年間契約、または先行プロモーションによって、一部の会員についてはそれよりも料金が低くなっている。
Disney+はおそらく、長い歴史をもつハリウッドのエンターテインメント企業が、Netflix、Amazon.com、「Apple TV+」「HBO Max」「Peacock」などに対抗してストリーミングに大金を投じている最も有名な例だろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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