メディロムは1月9日、シリコンバレーのスタートアップ企業であるMATRIX INDUSTRIESと、24時間365日のアクティビティトラッキングを可能とする生涯充電不要のウェアラブルトラッカー「MOTHER」の共同開発に成功したと発表した。2020年夏に、販売を開始する予定。
同社は、生活習慣病予防プラットフォーム構築のため、ウェアラブルトラッカーを活用した医師監修オンデマンドトレーニングアプリ「Lav(Lifestyle Assist for Vitality.)」を開発・運営している。同サービスの中で「充電のために身体から取り外さなければならない」という課題が、活動量計の継続利用を妨げる理由として明確になっているという。
今回、温度差発電技術を持つMATRIXと提携したことで、充電のために身体から取り外す必要のない充電不要のトラッカーを開発。健康管理のハードルを大きく下げられると見込んでいる。
同製品は、世界初の体温で発電するアクティビティトラッカー(ウェアラブルバンド)。装着者の体温を動力源とする温度差発電技術を用いることで、24時間365日止まることなく活動量、睡眠、消費カロリーを測定できるのが特徴。その他、生活防水、心拍計、太陽光発電の機能を搭載している。
付属のバンドは、多彩なデザインを用意し、シーンに合わせて男女問わず利用できるという。また、端末で取得したデータをヘルスケアサービス事業者に対して提供。さらに、端末からのトラッキングデータ取得を簡易的にするため、SDKも用意する。
これにより、介護分野、フィットネスなどの運営事業者、公共交通機関をはじめとする健康情報を必要とする事業者または、健康関連産業などが展開するサービス内で、トラッキングデータが取り込めるようになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」