Intelは米国時間12月10日、報告書を発表し、同社で最も高額の報酬を得ている層は白人男性とアジア系男性が多くを占めていることを明らかにした。シリコンバレーの大手企業では、おおむねどこもこのような状況にあるため、この結果自体は必ずしも驚くようなものではないが、賃金格差の実態が詳細に記録されている点で、今回の報告書は注目に値する。
Intelによれば、2018年時点で、年間20万8000ドル(約2250万円)以上の報酬を得ているトップクラスの経営幹部52名のうち29名は白人男性だったという。この52名の中で、アジア系男性は11名を占め、白人女性は8名だった。そのほか、黒人男性1名、黒人女性1名、ヒスパニック系女性1名、アジア系女性1名となっている。
この情報はIntelが米雇用機会均等委員会(EEOC)に提出した報告書に記されている。米国で働く従業員約5万1000名の報酬、人種、性別に関するデータをまとめたものだ。
EEOCは、100名を超える従業員を抱える企業に対し、同様の報酬に関連するデータを提出するよう求めている。ただし、企業側にはこのデータを公表する義務はない。EEOCが人種と性別のデータの提出を求めたことはあったが、報酬データが求められたのは今回が初めてだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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