「ラブライブ!」ニジガク初の単独ライブで見た“9人の個性が輝くステージ” - (page 3)

佐藤和也 (編集部)2019年12月29日 09時00分
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 指出さんは、グリーンのコンサートライトで染まるなか、場内からの手拍子も受けつつ「Evergreen」を披露。エマはスイスから単身留学してきたスクールアイドルで、そんなスイスの自然あふれる光景を感じさせる楽曲を伸びやかに響く歌声で披露。さらに「声繋ごうよ」では子どものダンサーが登場。そのなかで歌う姿は、まさに歌のお姉さん。癒し系スクールアイドルエマの包容力と心優しさがあふれるステージとなっていた。

指出毬亜さん(エマ・ヴェルデ役)
指出毬亜さん(エマ・ヴェルデ役)
「Evergreen」
「Evergreen」

 久保田さんは、セクシー系スクールアイドル果林が紡ぐ“オトナの世界”を表現。夜空とビルの夜景の映像を背景に披露したバラード曲「Wish」では、ステージ上に置かれた椅子に座ったり寄り添いながら、感情を込めながら抜群の歌唱力を持ってうたい、その光景に場内はじっと聴き入っていた。また「Starlight」は一転し、セクシーなダンスを織り交ぜながら魅惑的なステージとなっていた。

久保田未夢さん(朝香果林役)
久保田未夢さん(朝香果林役)
「Starlight」
「Starlight」

 ソロのラストとして登場したのは楠木さん。ヘッドライナーとしての映像が映し出されたあとに披露したロック調の「CHASE!」では、炎の演出に真っ赤に染まったステージで、場内を煽ったり、ロングトーンを響かせたりと熱唱。さらに「MELODY」でもスタンドマイクを使ったパフォーマンスを披露。本気系スクールアイドルせつ菜を感じさせる、スクールアイドルが大好きという気持ちをぶつけるステージを展開し、最後には楠木さんが「最高!」と叫んでいた。

楠木ともりさん(優木せつ菜役)
楠木ともりさん(優木せつ菜役)
「CHASE!」
「CHASE!」

 このあと、9人がおそろいの新衣装に着替え、2枚目のアルバム表題曲である「Love U my friends」を披露。場内が9色のコンサートライトで彩られるなか、ハートマークを作る振り付けも印象的な楽曲を歌い、感謝の気持ちを伝えていた。

「Love U my friends」
「Love U my friends」

 場内のアンコールを受けて9人が登場……かと思いきや、幕間の映像ではメンバーそれぞれが出たがっている様子が映し出れ、場内で掲げられたコンサートライトのイメージカラーが一番多いメンバーがアンコールを歌うことに。珍しい試みの上で行われたこの日のアンコールは、かすみに決定。相良さんが登場し、再びダイアモンドを歌い“かわいいかすみん”をアピールした。そして最後は9人がトロッコに乗り込み、TOKIMEKI Runnersを披露。ニジガクが現段階で公開しているすべての楽曲を歌う形で行われた、初の単独ライブを締めくくった。

「TOKIMEKI Runners」(アンコール時)
「TOKIMEKI Runners」(アンコール時)

 ソロでの活動が主体ということで、メンバー9人それぞれの特徴を存分に出した、9色の世界観を堪能できるステージとなっていた。そのうえで、スクスタの個々にスポットを当てた「キズナエピソード」を見ることで、より深く入っていけるようにも思えたのも印象的だった。

 筆者が特にそう感じたステージといえば、エマがボランティアで小さい子たちと一緒に歌ったり、ある男の子の交流を描いているシーンがあるため、それを見ていると、声繋ごうのステージで指出さんが子どもたちと一緒に歌っているシーンがエモーショナルな気分になれる。また璃奈であれば、普段は璃奈ちゃんボードで素顔を出していないなかで、大きな決意を持ってライブに挑む光景が描かれており、これを見ていると、テレテレパシーで田中さんがトロッコに乗って、みんなの近くで歌っているという光景そのものがグッとくるところ。ほかにもメンバーたちがどんな思いでライブに挑んだかが描かれており、連動した世界を楽しめるものとなっていた。

 今後の展開についても情報が公開され、大きな発表となったのがテレビアニメの制作決定。それにあわせてティザービジュアルを公開した。場内もこの日一番と言えるほどの歓声が沸いたとともに、キャスト陣にとっても悲願といえるものでもあったことから、終盤での挨拶ではときに喜び、ときに涙しながら感謝の言葉を述べていた。

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」テレビアニメティザービジュアル
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」テレビアニメティザービジュアル

 そんな挨拶のなかでは、それぞれが今回のライブ、そしてニジガクとしての活動で秘めていた思いを語る場面もあり、キャスト陣が個々のメンバーに対する愛着と大好きという気持ち、輝かせたいという強い思いを感じさせるものとなっていた。その思いとひたむきさが伝わるステージであり、この先に広がる可能性も感じられるものであったことは間違いなく、応援したくなると思わせる内容だった。と同時に、スクスタがプレーヤーである主人公の“あなた”がスクールアイドルを応援するという内容にも通じる部分があると思えた次第だ。

■ライブフォト

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live “with You”」
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 First Live “with You”」

(C)プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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