これまでのμ'sとAqoursでは、9人ユニットとしてのステージパフォーマンスをメインとしていたが、ニジガクではソロ活動がコンセプトとなっている。そのためライブでは、それぞれメンバーのソロ曲を2曲ずつ披露する形となっていた。そのうち1曲は、メンバーのステージ映像をスクリーンに上映し、それにあわせたパフォーマンスを行っていた。また幕間では、スクスタのストーリーパートをほうふつとさせるミニドラマが上映。舞台裏やステージに向かうメンバーの心情などが描かれていた。
ソロのトップバッターを務めた大西さんは、ピンクのコンサートライトで染まるなか、「夢への一歩」と「開花宣言」を披露。成長していく姿を描いた楽曲を丁寧に歌い、真っ直ぐな気持ちを歌にのせて伝える姿は、真心系スクールアイドル歩夢がイメージでき、見守りたくなり、そして応援したくなるステージとなっていた。
間髪入れず登場した相良さんは、ステージの2階部分から登場し「☆ワンダーランド☆」を披露。映像にはお城やたくさんのフラッグ、そして曲の後半では相良さん自らも大きなフラッグを手に歌唱。イエローのコンサートライトで染まる場内もあわさって、さながら“かすみん王国”と思えるような光景が広がっていた。そして「ダイアモンド」は場内一体となった“LOVEかすみん”のコールも響き渡り、小悪魔系スクールアイドルかすみの“私かわいい”という思いが伝わるステージが展開された。
前田さんは、白い傘を手に赤いコートを着用して登場。その姿で披露した「オードリー」では、演技派系スクールアイドルしずくの“大女優”感を全開。映画風の映像演出を背景に芯のある歌声を響かせ、表情や目線ひとつひとつにもこだわりを感じさせるような、見ている人たちを引き込むステージとなっていた。また、コートを脱ぎステージ衣装で披露したバラード曲「あなたの理想のヒロイン」では、しずくの等身大の姿を歌でを表現していた。
トロッコに乗って登場した村上さんは、会場中をめぐりながら「友&愛」を披露。「友」と「愛」のコールや、愛の特長でもあるダジャレを交えたメッセージなどで場を盛り上げていく。ステージに戻ってからの「めっちゃGoing!!」でも、愛の明るさと元気を表現するように歌唱。スマイル系スクールアイドル愛の、自身も見ている人も笑顔になるステージとなっていた。
田中さんは、近未来を感じさせる「ドキピポ☆エモーション」を披露。璃奈は普段素顔を出さず「璃奈ちゃんボード」で表情を表現しているのだが、この曲中でも田中さんが璃奈ちゃんボードを持ってコールを行う姿も見られた。また「テレテレパシー」ではトロッコに乗り込み、ステッキを手に歌唱。キュート系スクールアイドル璃奈の思いを伝えていた。
鬼頭さんは、マイペース系スクールアイドル彼方が放つ“眠り姫”感と夢の世界を表現。ステージ上でスモークがたかれ、幻想的に見えるステージ上で「My Own Fairy-Tale」を披露。柔らかい歌声で独自の世界観を作り出していたのに続き、「眠れる森に行きたいな」では、見ているこちら眠りにいざなうようなゆったりとした楽曲を歌い、ステージ上に用意されたベットで「おやすみ」と言いながら眠りについていた。
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