Facebookがクラウドゲーミングプラットフォームを手掛けるPlayGigaを買収した。ゲーム配信やサブスクリプションという新しい事業に対して、同社が高い関心を寄せていることが明らかになった。
これをいち早く報じたスペインの新聞CincoDiasによると、マドリードを拠点とするPlayGigaは数カ月前から事業運営を拡大するためのさらなる資金を調達する手段を探しており、それがFacebookの目にとまり、約7000万ユーロ(約85億円)相当の買収合意に至ったという。
Facebookは、CNBCに対してこの買収を認めた。Facebook Gamingチームはその後、次のようにツイートした。
「@PlayGigaOficialをFacebook Gamingチームに迎え入れることをとてもうれしく思っている。現時点ではこれ以上のコメントを差し控える」
買収金額は正式には公表されていない。
2013年創業のPlayGigaは、クラウド技術を利用してPCにゲームをストリーミングする月額制サブスクリプションプログラムを消費者に提供している。セガ、Disney、カプコン、スクウェア・エニックスなどが開発したゲームが提供されている。
PlayGigaは以前、シリーズAラウンドで500万ドル(約5億4700万円)を調達していた。
PlayGigaはスペイン、イタリア、チリ、アルゼンチン、カタールで事業を展開している。2018会計年度には、事業拡張費を理由に200万ユーロ(約2億4300万円)の損失を計上した。同年度の売上高は約280万ユーロ(約3億4000万円)だった。
PlayGigaはウェブサイトにメッセージを掲載し、「新たなミッションとともにクラウドゲーミング事業を継続する」とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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